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この日記は、(株)トミーウォーカーのPBW・シルバーレインにおける一人のキャラクター「無髪 萌芽」と、その背後の茶番劇が主体のブログです。 よく分からない方は戻るを推奨します。 ちなみにこのブログでは、背後がこれでもかと言うくらい頻繁に出てきて暴虐の限りを尽くします。 そういうのがあまり好きではない方もお気をつけ下さい。
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【前回のあらすじ】
萌芽はヘタレ、萌芽コピー(?)は悪たれ
いつの間にか3階のボス?とタイマン

・オリ設定あり、妄想爆発小説の続きです。
ハート×真牙道でGTソロという事でアビリティ構成はこんな感じです。

ヒロイックフィーバー改×4 残り2
牙道大手裏剣改×8 残り2
忍獣気身法×4 残り2

やられる前にやれ萌芽!!
……先制攻撃もらってますけどね
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――萌芽の修練その2――


眼前に迫る鉄球を咄嗟に屈んで回避する
改めて前を見据える

やはりそこには自分がいる
武器こそ違えど鉄球には回転動力炉らしき物まで付いている

見れば見るほど瓜二つ、双子だと言われれば疑う者はいないだろう。

―ただ、違うところがあるとすれば―

「ヒヒッ!」
醜悪な笑みを浮かべた萌芽が鉄球を再度振り回す
鉄球は先ほどの場から動かずに居る萌芽に直進し

―ドゴッ!

――獣のオーラを纏った両腕に受け止められる

「―よく分からないけどさ、これだけは分かるよ」

武器を持った右手を高く掲げる

「お前は放っておいたらいけない……だからッ!」

鉄球をその場に叩きつけ


「俺がこの場で絶対に倒してやる!!」

忍獣気身法を発動した萌芽が黒い閃光となって駆ける!

スピード重視の装備の力も相まって一瞬で距離を詰め角兜による一撃を繰り出す――ッ!

「喰ら……なっ?!」

バキッ!

脳が揺さぶられ次いで視界も揺れる
何かで顎を下から打ち抜かれた――その考えに思い至るや否やすぐさま距離をとる

揺れる視界を無理やり戻し、再び敵を捉えた萌芽の目に映ったのは――

――打楽器を両手に笑みを浮かべる萌芽だった。

「い、いつの間に!?それにさっきまで持ってた武器はどこに?!」

驚愕と疑問、しかしすぐに頭を切り替える

「それならこれでどうだっ!」
警戒しつつ大手裏剣を放つ――直撃!

油断無く経過を見る
――爆煙が薄まり丸いシルエットが浮かぶ

今度は鉄傘を広げて現われた


「(もしかしてこいつ…俺と同じ装備を…)」

考える萌芽の前で、
もう一人の萌芽は見せ付けるかのように傘を畳み

――傘を掻き鳴らしたかと思えばそれは既にギターマシンガンへと変貌していた。

「うわっわっわわっ?!」

弾丸を弾きつつ、廊下から近くの教室に飛び込む。
ドアを背にし廊下を警戒しつつ萌芽は確信する。

「(アイツは、装備を一瞬で切り替える事ができるんだ…)」

―ならばと萌芽は廊下側に向き直るが……
その目前で巨大なエネルギーを纏った手裏剣が爆発した!

「(そんな……アビリティーまで)」

直撃を受け萌芽は両膝をつく
「(負け――)」

下卑た笑いが木霊する

「クヒヒヒッ……ヒ?」

再度爆発が起こる
しかしその爆発は萌芽を襲うものでは無く、廊下で起きていた

「――負ける訳には、行かないんだ!!」

幸運にも萌芽は力尽きてはいなかった
魂が肉体を凌駕していたのだ!

相手を見据え再び獣を纏い構えなおす

「そっちがどんな攻撃をしてきたって!!」

弾丸を掻い潜り跳躍――空中で前転し勢いのままに踵を叩きつける
敵は両腕のブレスレットを交差させ受け止め……させないッ!

「――だぁあああッ!!」

全体重を掛け力技でガードをこじ開け
回転の勢いのままにバールのような物を振り下ろした!

渾身の一撃が敵を怯ませ、好機と見た萌芽は即座に地面を蹴り頭突きを繰り出す

―ガギィ!!
「ヒヒッ」「くっ!」
禍々しい獣のオーラを纏い同じく角兜による頭突きで受け止めニタリと嗤う。


鼻と鼻が触れるかと言う距離の中、萌芽は敵の瞳に煌く刃を見た

即座に頭を滑らせ身体を丸めるようにしてしゃがむ
先ほどまで胸があった場所を忍者刀が通過する!

「さっきのお返し――だっ!!」

後頭部を見せるように両手を地面に付き、腕と身体を一気に伸ばす!
バネの要領で繰り出した両足が敵の顎を蹴り上げる!

空中に吹き飛ばされながらも敵は巨大な獣のオーラをその手に集め――
萌芽目掛けて投げつける!

「ヤッバ!?」
体勢を整え即座にバックステップ、
そのまま両腕を交差させ衝撃を堪え――きる!!

敵はまだ空中、今度はギターマシンガンを構えこちらを狙っている
「覚悟を決めろ――俺ッ!!」

萌芽は四足を地につき四肢に力を込める、次の瞬間には爆音と瓦礫が辺りを覆う!

――ガガガガガッ!

銃撃は止まない、萌芽も止まらない、しかし当たらない!
銃撃と激走に撫でられた廊下は軋む暇無く弾け飛ぶ!

残り二メートル、銃撃が左足を捉え激痛が走る!

――構わない!萌芽は全力で床を蹴破り空中へ向かって突撃!
踊るように回転を加えそのまま敵の右肩を角兜で貫いた!

そのまま右肩の上を身体ごと通過する――しかし、
それを逃す程相手は甘くはない

醜悪な笑みを浮かべつつ萌芽の方へと顔を向け――
「クヒヒヒュブ?!」

「勘違いしてもらっちゃ困るな」

萌芽の右膝が顔面を捉えていた
落下しかけていた敵が再度萌芽と同じ方向へと浮き上がる!

「俺の攻撃は――」
身体を捻る、左手で敵の頭を掴み引き寄せ――
右足で踏みつけるように蹴り落とす

受身を取れずに地面に叩きつけられる敵…偽の萌芽に対し叫ぶ!

「まだ終わってないぞ!!」

敵を蹴り落とした勢いを利用し一気に上昇、
反転・再度天井に足をつき――今まで以上の力で跳躍する!!

「着地なんて知るかぁあああああ!!」

黒い獣……黒い弾丸と化した萌芽の全てが敵を捉え
そのまま階層を貫く!!

黒い弾丸は三階を突き破り、二階も突き抜け、一階まで貫通し……
ようやく敵は…奇妙な気配の元凶は消滅した。

「ぜぇ…ぜぇ…ど、どう…だ」

力が抜ける、己の力のみでゴーストを退治出来たという満足感が萌芽を満たす。
と、同時に自身の怪我の重さに対する危機感が襲ってくる、
決して軽い傷ではない、しかし治療できる仲間はここにはいない……

「ちょっと、まずい…かな」
萌芽はそのまま意識を失った――



―――しばらくして、廃校舎近くの林から二つの影が姿を現す


「…全く、成長したかと思いきや詰めの甘さは相変わらずだな…おい、芽吹!」
「うん、わかった」

メブキと呼ばれた女性…いや、女の子が呪符を飛ばし萌芽を癒す、
効果を見るにどうやら治癒符のようだ。

「さぃにぃさぃにぃ、これでほぉにぃは安心だと思うよ♪」

「…そのほぉにぃさぃにぃってのはやめろよ……萌芽兄さん、才芽兄さんって何時になったら呼んでくれるんだよ」

「だって呼びにくいんだもん、ほぉにぃだって別に気にしないよって言ってるし…」

「兄貴は妹に…いや、色々と甘いからノーカンだろ」

「さぃにぃだってほぉにぃの事を『兄貴』って呼んでるじゃない!」

「……まぁそれは追々考えていくとしてだ」「あ、さいにぃが誤魔化した」

「ゴホンッ!親父たちへの報告はどうするよ?腕は上げたみたいだが陸神家の真実を教えてもいいと思うか?」

「ほぉにぃは、がんばっているの!」

「今なら陸神家当主として全てを任せてもいいと思えるか?」

「……ほ、ほぉにぃは……がんばっていると…思う…の」

「だな、頑張っているみたいだが、しばらく様子見ってとこか」

「うん、でもほぉにぃ、私たちが覚醒してるって知ったらどんな顔するかな?」

「今よりもっとしっかりしないといけないとか言ってストレスでホントに禿げるかもな♪」

「そ、それはひどいと思……ほぉにぃプレッシャーに弱いもんね……」

「ギンセイカンで鍛えて貰ってるんだろ、俺達は俺達のやるべき事をしつつ、兄貴を信じて待っててやろうぜ?」

「わ、私は最初からほぉにぃの事は信じてるの!」

「ハハッ悪い悪い、じゃあ兄貴に気づかれるとまずいしそろそろ行くか」

「うん……ほぉにぃ、がんばってね?」


――――――――――さらに数時間経過


「んっ―――あーーーよく寝た!…ハッ!?そういえば俺、結構酷い怪我してなかったっけ?」

焦りつつ傷を確かめるが特に命に関わるようなものは残っていない

「なんだ気のせいだったか、あはは、俺も中々やるもんだ――!?」

――太陽はとっくに沈み、廃校舎内は奇妙な静けさに満ちている(そもそも静かでないとおかしいのだが)

「ハ、ハハハハ、落ち着け俺、何もももも出やしな―――」

ガラガラガラガラガラ!!突如何かが崩れ落ちる音が響く!!

「ッギゃーーーーーー!!!!」
自分が暴れたのが原因だという事も忘れ、萌芽は再度爆走する

その夜、国道を奇声を発しながら高速で駆け抜ける若い男の霊が目撃されたとか何とか……。



――――――――――fin――――――――――



背:やっと終わったな
萌:やっとおわったね、というか痛いね

背:途中から中二病が更に加速したぜ、おかげで凄く楽しかった!
萌:こういうのって、後で読んだら後悔する事になるんじゃないの?

背:過去の日記を見直して身を捩る、あれはいいものだ!
萌:やはり変態だった!!

背:…?何を今更?
萌:もういいや、続きがありそうな引きだけどどうするの?

背:たぶんやらね、そんな事より『萌芽、火山に立つ!』とかやってみたいぜ
萌:ふ、伏線回収する気無しなんだ……というかそれ、どういう事?


背:能力者「モンハンの世界にのりこめー^^」
萌:うわぁ……

背:またつまらぬものを書いてしまう!
萌:つまらないものに謝ったほうがいいね

背:サーセンwww
萌:後書き必要だったのかなぁ……


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萌芽が一人でGTに潜って特訓中、
そんな妄想を書いています。

妄想垂れ流しなので設定無視含め色々ひどいかもしれません。

いや、ひどいです!

ここはとある学校…と言っても既に廃校から数十年は経過している、
そんな場所に無髪萌芽は足を踏み入れていた
無論、ゴーストを退治する為だ。


「スーハーー……よし!!」
深呼吸し決意を固め再度足を踏み出す、瓦礫を踏みしめる音が響く

しかし響く足音は一人分だった

そう、萌芽は一人でゴーストタウンに来ていた
いつもは誰かに付き添ってもらうが今回に限って言えば一人だった。

なぜか?

甘えを少しでも無くす、一人での戦いの経験を積む、理由は様々だが一貫している事は己を磨くという目的の為だった。

「日は…うん、まだ高いね。」

ファイアフォックスでもないのに日の高さを気にするのには理由がある…
が、それは別にここのゴーストが昼間にしか出ないというようなものではない。

普段ゴーストと対峙している割にゾンビや幽霊にあまり耐性が無い為、単純に暗いのが怖いのだ。
その為普段仲間と潜る時もできうる限り昼間を選ぶ、萌芽はそんな人間だった。

―つまり萌芽はヘタレな上にビビリだった―

恋人が出来てもお化け屋敷等に入ればアウトである…が、
恐らくこの心配は杞憂に終わるだろう。

…そもそも恋人ができn(ry


そんな萌芽が一人でGTに潜る事を決意したのだ。
初めてのお使いを完遂した子供の親ばりに褒めてあげてもバチは当たらないはずである。


そうこうしている内に萌芽は校舎の中にたどり着いた、
木造三階建ての校舎は天井、壁、廊下と所構わず穴が開き、窓以外からも日の光が差し込んでいる。


ギシギシと軋む音に不安と恐怖を募らせながら廊下を進んで行くと不意に不穏な気配が漂う
「―ッ!イグニッション!!」


詠唱兵器を身に着けた萌芽の前後に2体ずつ、
バットを持った野球青年リビングデッド3体とイノシシのような妖獣1体が姿を現す…
と、同時に妖獣が萌芽目掛けて突っ込んで来た!

「うぉっ?!」
咄嗟に思い切り跳躍し回避、
前方のリビングデッド2体の動きを確認すると丁度ボールを此方に向かって投げつけていた!

(「確か後ろのリビングデッドも同じ事をしてたはず!」)
バールのような物を後ろ手に回転させると同時に牙道大手裏剣を2体のリビングデッドに放つ!

大手裏剣がリビングデッドをなぎ払い消滅させる爆音と
後ろ手に回転させた詠唱兵器が背後に迫ったボールを弾き飛ばした音が聞こえたのはほぼ同時だった。

「よしっ!いい感じだ!」
攻防共に好調、一手で敵の数を半分にまで減らした萌芽は得意げな表情を浮かべる

が、萌芽の前方、消滅させたリビングデッド2体の攻撃はまだ生きていた!!

天井付近まで届く勢いで跳躍した萌芽に二つの剛速球は確実に迫ってくる!
加えて足元では妖獣が萌芽の自由落下を今か今かと待ちかね猛っていた。

―しかし萌芽は焦らない―

「重力に身を任せるほどのんびりしちゃいないさ!」

反転、萌芽は天井に足をつきそして――――再度跳躍した!!

跳躍の衝撃で天井の一部が吹き飛び瓦礫が落ちてくるが
イグニッションを終えた萌芽が妖獣に接近するスピードはその比ではない!

ヒロイックフィーバーを放つ、重力を味方に付けた角兜が妖獣を貫き
バールのような物がダメ押しとばかりに妖獣の体を打ち付けた!
カラフルな煙と勝利のファンファーレが上がる。

「どうだ見たかっ♪ 俺だってやれヴァブフッ?!(ドガンッ!)」

決め台詞の途中で萌芽の声が途切れる、
煙の晴れた先には動力炉の止まった詠唱兵器を片手に上半身を廊下に埋めたままもがく萌芽の姿があった。

……着地を考えていなかったようである。

―そして、考えていなかったのは一つだけでは無かった―

もがく萌芽の腰に重い一撃が加わる!
その勢いで体は抜けたが無防備な状態で窓際に叩きつけられる!
「カハッ」

ジャストミート、萌芽が開けた穴の近くには最後のリビングデッドが立っていた。

しっかり食べてきた昼ご飯が反逆を起こす…のを気合で鎮圧、
一旦距離を取り獣のオーラを纏いつつ構えなおした
…詠唱兵器は未だに回転を始めていない。

「(ど、どどどどうしよう?!)」

止まった詠唱兵器では効率的なダメージも効率のいい回復も行えない、萌芽にそんなアビリティはない。
焦る萌芽を見やり最後のリビングデッドがバットを構え嬉しそうに表情を歪める。

「な、なんか嫌な予感が……」

―地獄の千本ノックが始まった―

「廊下でそんな事すんなぁああ!」

廊下と天井に大穴を開けた萌芽が叫ぶ……説得力がない上に攻撃は止まない…当たり前だが
「そ、そう簡単に当たってへぶっ!たまるがふっ!ごめ、ちょっとタンまふっ!」




――しばし後、復活した詠唱兵器でバットごとリビングデッドを葬った萌芽であったが

……その顔は既にぼっこぼこだった。

「うぅ…こ、こんなはずじゃなかったんだけどなぁ…」

初手からいきなり躓いた萌芽だったがめげてばかりではなかった

「こんな所で引き返せるか!」と歩みを進める。


その後もゴーストと幾度か交戦し
「(さっきの失態分くらいは取り戻せたかなぁ?)」
等と考えながら更に歩みを進めていた矢先…奇妙な感覚が萌芽を襲った!


――目の前に萌芽が現れた――


「わっ?!って…な、なんだ鏡か…」
内心かなりドキドキしつつも気を取り直して更に進む。

「それにしても、さっきの奇妙な感じはいったい…?」

鏡に向かって廊下を進む、鏡の萌芽も同じように動く、
ようやく自分の表情が確認できるかという所まで迫ったとき、変化は起きた!

「クヒヒヒヒッ」
「!?」

鏡の中の萌芽は萌芽自身が今まで浮かべた事のないような醜悪な笑みを浮かべ、声を上げて嗤う。
「鏡じゃ……ない?でもこんなゴーストって?!!」


―戸惑う萌芽を鉄球が襲った―



―――――――To Be Continued―――――――






萌:つ、続いちゃったね…

背:続いちゃったよ……

萌:思ったんだけど俺、あんまりかっこよくないよね?
背:そこはすごく真面目にやったんだ、褒めてくれ!

萌:・・・


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